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日章旗を振る台湾原住民・高砂族の女性、恐らく高砂義勇隊を送った情景であろう

ここ四・五日のこと、阪神大震災と台湾選挙の報道が多かった
その台湾の選挙のことを耳にしながら、私には少々胸に蘇ることがあった
台湾の選挙は本省人の民進党と外省人の国民党との抗争というのが大方の見方
ざっくりした数字では、日本統治時代から台湾に住む本省人の漢人が84%
二次大戦後の支那の内戦で、蒋介石軍と台湾に入った外省人の漢人が14%

漢人初の民主主義国家・台湾の選挙になれば民進党が圧勝して当然だが
前回選挙も国民党が勝利した、これは「省籍矛盾」といわれるのが要因
つまり、人口比とは逆に政財界は外省人が支配的で、民意も権力に尾を振る
今回、民進党がやっと過半数を得て勝利とは、本省人の体たらくとも云える
まま、所詮は漢族同士、それはさて置き、表に出ない人達の話に私の気が行く

人口比2%の台湾原住民の話である、先住民とは云わない、原住民である
沖縄の翁長知事は沖縄の人を沖縄先住民と云ったが用語間違いである
先住民とは、かつてその地に居て今は居ない、或いは滅んだ民族のこと
原住民とは、元々からその地に居て、今もその地で暮らしている民族のこと
台湾の原住民は約五十万、台湾人口の2%で台湾では「山の人」と呼ばれる
日本統治時代は「高砂族」と呼ばれていた人達の話が思いに深い

私は高砂族の住む土地を二度ほど訪問をした
一度目は三十歳の頃の一人旅である、知り合いの本省人の父君に案内された
台湾南部の都市・高雄から車で東海岸の台東まで行き、一泊して山地に入った
高砂人部落の周りは遠巻きに政府軍の駐屯場が配置され、監視状態にあった
部落の中に入ると、家々から此方を伺う様な眼差しが送られていた
私が日本人と分かると、おばあさんから日本語で話しかけられたのが印象に残る
幾つかの家の男性は外省人であった、蒋介石軍の元兵士が婿入りしていたのだ

二度目は四十歳の頃、女房殿と二人で台湾中央部の避暑地に行った時である
そこは「日月潭」、昭和天皇が夜に咲く花を見られて「月下美人」と名付けた場所とか
昭和五年に「霧社事件」で日本人と高砂族に多くの死者を出した地区でもある
我々が行った時には、半ば観光地として高砂族の民家や風俗が公開されていた
女房殿は、そこの原産という石「猫目石・キャッツアイ」が気に入り土産に買った

高砂族の男は、先の大戦で日本軍の徴用に応じ、軍属として南方戦線に出て行った
身体能力があり、勇猛果敢で信義と忠誠を尊ぶ彼等の働きは敵味方から賞賛された
そのことを語る当時の映像「高砂義勇隊」、一見の価値がある
我々日本人は、彼等台湾原住民・高砂族のことを記憶に留めておかねばと私は思う

https://www.youtube.com/watch?v=hKpVDy6os9Q

実はこの高砂族、漢族や東アジアの人達とは違うY染色体遺伝子を持つ
そして、地球上で世界一の版図を広げたマレー民族の元祖でもある
フィリピン・マレー半島からインドネシア、マダガスカル島からポリネシア諸島までの版図だ
フィリピンやインドネシアのジャングル戦で活躍し、日本軍を助けたのも頷ける
十種競技で世界記録を樹立した楊 伝広は高砂族、蔡英文女子の祖母も高砂族である
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