2016.01.21 耳付き
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伊賀古窯の耳付花入、桃山から江戸初期の作、国立博物館所蔵

伊賀焼はもと農業のかたわら粗雑な農具を焼くのに始まったもの
室町末期、茶の湯が盛んになって伊賀・信楽の種壷・種浸壷が 花入・水指に転用された
これに茶器転用の妙味に促され、 陶業は農夫の手を離れ技巧的あるいは職業的に転化
筒井定次が伊賀国主に任ぜられると、古伊賀の真髄を具えた雅致ある作品を出した
世間でいう筒井伊賀である、 次いで藤堂伊賀、遠州伊賀という作陶がなされた

今朝のNHK朝ドラ「あさが来た」にエエ台詞(セリフ)があった
「これまでは命令する力が必要、これからは聞く力が求められる」
確かに、時代の先が見えない激変と創造の時は「命令する力」が求められた
しかし、時代が治まり形が見えてくると「聞く力」が求められるようになる
人の年代に重ねると、還暦過ぎたら「聞く力」が付くかどうかが人生の分かれ目
世に云う「六十而耳順」、耳従うという話もこの辺りを云うのであろう
この「耳付の古伊賀花入」の味わい、当にその姿ではなかろうかと思った次第

最近、私の「耳鳴り」が酷くなって来ている
昨年、大阪の日赤病院で診察を受けたが、その広大医学部出身の主治医曰く
「耳鳴りは今の医学で治らない、薬は有るが気休めです、私の家族なら飲ませない」
我が上田宗箇流宗家の近辺に実家があるという主治医、「妙に親切」であった
私は「ほんなら、エエわ、飲まんでおく」と答えた

正月明けが三か月ぶりの診断日で病院へ行くと、主治医が替わり女医はんになっていた
前の主治医は転勤したという、その女医は三か月分の薬ニ種を袋一杯に呉れた
前の主治医は嬉しいことに、時々このブログを覗いていると云いなさっていた
この記事を耳に、否、目にされるかな
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