2016.02.02 丸かぶり寿司
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太巻きや 鬼もいっしょに 丸かぶり・・・風翁

一句こねたが、全くの駄作、まま明日は節分、明後日は立春である
節分とは「季節を分ける」を意味し年四回、立春・立夏・立秋・立冬の前日のこと
立春の前日は大寒の最後の日であり、この日が寒さのピークである
旧暦では立春に正月を迎えることが多い、そうすると節分は多くは大晦日になる

節分にはイワシを食べ、頭をヒイラギに付けて家の門に飾るのが普通だった
然し最近は、「恵方巻き」と称した太巻き寿司を丸かぶりするようになった
セブンイレブンが平成元年に広島で売り出した巻き寿司の名称であった
爾来二十七年、全国のスーパー、コンビニ、百貨店、駅で大量に売られている
恵方とは次の年神様が表われる方向で、恵方を拝むのは旧暦大晦日の風習とか

「丸かぶり寿司」と先に記事にした大阪ミナミの姐さんとは、私には重なる話だ
昭和の時代まで、節分の「丸かぶり寿司」とは大阪ミナミの歓楽街の風習であった
船場の女中達は節分に恵方に向い、階段で目をつむり巻き寿司を黙って丸かぶりした
年神様に来る年の幸を願う船場の女中の風習にミナミの姐さん達もあやかったのが元々、
話の由来には、姐さん達と旦那衆の関係を取り上げるものもあるが、それはままとする
どちらにしろ、大阪ミナミで生きる姐さん達と板前衆の間だけで知られていた風習であった
謂わば、私にとっては古き好き時代、記憶に残る昭和の趣の風習であった

広島のセブンイレブンはん、恨み節ではないけれど、その発案者には敬意を表したい
大阪ミナミの「丸かぶり寿司」と節分・大晦日の「年神様の恵方」を繋いだのはアッパレ
ただ私には、ミナミの夜の香りというか、耽美な饐(す)えた文化が失われたように思われる
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