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今日の二月二十六日、これというテレビ・新聞の報道もなかったようだ
世に云う2・26事件のことである、報道はシャープの話が多かった

2・26事件とシャープの話、この二つを結びつけるのは「吉永小百合」
2・26事件を描いた映画「動乱」、将校役は高倉健、妻役が吉永小百合
最近見はなくなったが、シャープ液晶テレビのCMには吉永小百合が出演
学生時代、私は小路を一人歩く女性が吉永小百合であった僥倖に出くわした
私も一人でその小路を歩いていた、女性には遠目でも美人の雰囲気が漂う
すれ違う瞬間気付いた、その人は「吉永小百合」、ホンマ実物はすごい美人
私の足は止まったが、その人はそのまま歩き去った、・・余談であった

昭和十一年二月二十六日、陸軍近衛師団の青年将校に率いられた部隊が決起
彼らは、「昭和維新・尊皇討奸」をスローガンに、天皇親政が実現させようとした
元老重臣を殺害すれば、政財界の様々な現象と農村の困窮が収束すると考えた
「神国日本ノ国体ノ真姿ヲ顕現セント欲スルニ在リ」という坂井直の手記が残される
坂井直陸軍中尉(享年二十八歳、三重県出身)

私は、栗原安秀の遺書に胸が痛む
栗原安秀陸軍中尉(享年二十八歳、島根県出身)・遺書

父上様 母上様
私は親子の情を知って居ります。然し大義の為に心を鬼に致しました。どうかお許しください。
私の入獄中手紙を下さいました。種々な物を差し入れて下さいました 私はその度に泣きました 決して卑怯な気持ちで泣いたのではありません 父上様母上様の下に幼く在った時を思ひ起こしたのです 私は腸を断ち切られる思ひが致したのです・・・

妻へ
玉枝よ
僕はそなたに感謝する よく理解しよく努力し僕を愛して呉れた 僕が時に夫らしくなかった時もそなたは実に貞淑な妻であった
玉枝よ
今度程僕は夫婦の絶対愛を知った事はなかったよ 僕はそなたを思ひ出し共に笑っていた そなたの息を耳の傍らに聞いて居た
嗚呼何と云う幸福な境地に僕等は居るのだらう どんな苦しみもどんな迫害も到底僕等の絶対生活を破壊できないではないか
玉枝よ
よく涙を拭いて強い子にお成り そして父君母君を慰め妹達を可愛がっておやりなさい 恐らくそなたの持つ快活さは栗原家の喜びの泉になるだらう 又安雙家(妻の実家)の為にもそふだ それからまだ云うことがあった
玉枝よ
そなたは皆に二人の生活は楽しかったと宣言しなければならない
何もかも思ふことなし唯清き玉枝の瞳求めつつ
七月四日夜  そなたの夫 安秀

 遺詠
 君が為捧げて軽きこの命 早く捨てけん甲斐ある中  七月七日

自殺者二名を省く青年将校十五名の処罰は銃殺、事件五か月後の七月十二日処刑
銃殺の引き金を引く者には同期の将校も居たという、心中察するに余りある
人は仕事を為すために生きるのか、生きるために仕事をするのか、考えさせられる
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