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石州系の床飾り、伊賀花入に虫狩(むしかり)、貝母(ばいも)、椿

昨日は大阪の塾生と二人で大阪美術倶楽部のチャリティー茶会に行った
五つの流派と奈良女子大茶道部が各部屋に分れて釜を掛けていた
塾生に何処の部屋から回るかと聞くと、塾生は「奈良女子大」と応じる
「あのな、女子大生ばかりの席にオッサン二人が入ったら変やで」と私
塾生は納得したので、石州系と千系の二つを覗くことにした

塾生の曰く、「見稽古というのがよく解かって来ました云々」
そして、「良いところは見習い、拙いところは反面教師ですね」と話を加える
隣席の千系らしき御人が、怪訝な顔つきで塾生の話声を聞いていなさった
私曰く、「茶会の席で、これはエエとかアカンとか声に出して云わんこと」

石州系の部屋で、私は思いがけぬ対応を受けた
正客席へと案内があったのを「点前の見えるところで」と私は辞退した
すると、末席から二番目のところへ案内され塾生と二人で着座していた
三十人程の客数故、四席目からは点て出しという断りがあり、薄茶が出て来た
末席の我々に最後の茶が運ばれて来た、私に出された茶碗を見て、「ウン?」
それは点て出し用の数茶碗でなく、正客用に出された高麗茶碗であった

千系の席に入ると無理やり正客席に坐らされた、そこからは点前が見えずらい
私は御亭主に「ここからやったら屏風しか見えまへん」と苦情を云う
そうしたら御亭主の指名で千系の男性が来た、私が席を替わろうとすると
その男性「私も点前が見たいので」と三客席に着いた、私は正客席のまま
ならばと、私は正客席で無言を通して菓子を喰らい、茶を喫した

御亭主は「軸は・・、花入れは・・」と語り出したが、私は御亭主の目を見て頷くだけ
御亭主の話し声が小さくなり途切れる、暫らくすると御亭主は末席の客達と喋り出す
此方が黙して亭主の目を見ていたら、亭主も私の目を見て穏やかな顔をすれば良い
そうすれは、茶席の雰囲気が凛として静謐になるもの
この流派の席は控室から騒動しく、あちこちで大きな声を出して歓談していた
そのこともあり私は黙したのだが、御亭主には通じなかったようだ

帰路、ナンバに出て塾生の知る居酒屋でコップ酒四杯づつ飲む
塾生曰く、「やはり奈良女子大茶道部の部屋を覗きたかった」
では、奈良で飲み直しと、二人で奈良・三条通りの「かえる庵」へ向かった


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